男性は4割が、女性は実に8割が冷え性であると言われている現代。市場には様々な冷え性対策のグッズが並び、それだけ悩みを抱えている人が多くいると伺えます。対策グッズを使ってもなかなか改善できない冷え性の方は、もしかしたら「冷え性のタイプ」に合っていないかも!?冷え性のタイプ別の原因と対策をご紹介します!

あなたの冷えのタイプは?

まずは自分に最も効果的な方法を知るために「自分の冷え性のタイプ」を知りましょう。冷えの原因は大きく分けて2タイプが挙げられます。心当たりがないか、冷えの症状を思い出してみましょう。

1)身体が熱を十分に作り出せていない熱不足タイプ

熱を作り出す為の筋肉が不足していたり、熱のもととなる栄養が十分吸収されておらず熱量が作り出せていない状態です。『手足の末端がいつも冷たい、全身の体温が低い』といった方は、この冷え性の可能性があります。

<原因>慢性的な疲労、胃腸の消化力が弱っている、基礎代謝の低下、過度のダイエット等。
<日常でできる基本的な対策>身体を温める食事をとる、水分をとり過ぎない、手首足首を冷やさない等。

2)血流などの滞りで熱が届かない循環不良タイプ

身体に熱量はあるのに、自律神経のバランスや血行が悪いため熱が届いていない状態です。単純に身体を温めようとするとのぼせたり気分が悪くなることもあります。『長時間座っていて下半身が冷える、汗はかくのにお腹を触ると冷たい』といった方に多いタイプです。

<原因>ストレスや運動不足、睡眠不足や不規則な生活など生活習慣・女性ホルモンの関係、もともとの体質等。
<日常でできる基本的な対策>規則正しい生活、身体を締め付ける衣服を避ける、上半身は薄着・下半身は厚着にする、ストレッチやマッサージ等。

冷えに加えて「歩くと脚に痛みがある」「顔や手などのむくみ」「頭髪がよく抜ける」など別の症状を併せ持っている場合、閉塞性動脈硬化症や甲状腺機能低下症が原因になっている可能性もあります。冷えやこれらの症状について医療機関へ相談される事をおすすめいたします。

タイプ別冷え性対策5選

自宅でも可能な冷え性対策をご紹介!
自分の冷えのタイプにあったものを試してみて下さい。

1.食事から熱を作る!【熱不足タイプ

身体に熱を作り出す為には、食事によって熱を作り出すもとになる栄養素を摂取しなければなりません。
オススメの栄養素は『ビタミンB1・炭水化物・動物性たんぱく質』です。熱を作り出すもとは「ビタミンB1」と「炭水化物」。ビタミンB1は炭水化物をエネルギー(熱)に変えてくれます。そして筋肉のもととなる「たんぱく質」には保温効果があり、不足すると体が冷えやすくなってしまいます。食が細く量が食べられない場合はプロテインやサプリメントで補っても良いでしょう。

また、栄養の吸収率を上げることも重要です。胃腸の状態が悪ければ、せっかく栄養を摂取しても体内へ吸収される割合が少ないまま体外へ排出されてしまいます。日常的にヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品を取り入れる事で腸内環境を整え、
食べた栄養を効率よく体内に吸収できる身体づくりを心がけましょう。

2.よもぎ蒸しパットで末端を内側から温める!【熱不足タイプ

寒い日に外出しなければならない方、お腹や下半身の冷えが気になる方はカイロを利用されている方もいるでしょう。熱不足タイプの方はそのカイロに「よもぎ蒸しパット」をぜひ使ってみてください。「よもぎ蒸しパット」はなんと下着のパンツに貼るタイプのカイロです。

末梢血管の拡張作用や新陳代謝の促進などの効果があるとされる「よもぎ」を使用している商品で、太い血管の通る骨盤周辺やお腹をダイレクトに温められるため、筋肉や内臓の硬直が和らぎ副交感神経が優位になります。すると血管が拡張して温められた血液が全身に巡ってくれるのです。ただし、循環不良タイプの方はのぼせる可能性がありますので様子を見ながら使用して下さい。

近年では妊活(妊娠しやすい身体づくり)にも利用されているようです。愛用している弊社のスタッフ曰く「本場の韓国製のものが最も効く気がする」「使用時に漢方のような臭いがする製品もあります」とのことです。様々な製品を比較して、自分に合うものを選ぶのが良いでしょう。

3.にがり風呂で冷えにくい体に!【熱不足タイプ循環不良タイプ

豆腐を固める時に使用される「にがり」は塩化マグネシウムや塩化カルシウムといったミネラルを豊富に含みます。これらのミネラルが皮膚表面を覆って熱の放出を防ぎ、湯冷めしにくくしてくれます。また、マグネシウムは浸透圧が高いため皮膚から吸収されます。身体を芯まで温めて発汗を促し、冷えにより悪くなった血流と新陳代謝を促進させてくれるので、老廃物を排出して丈夫な角質の形成を助け、肌をしっとり整える効果も期待できます。

作り方は、浴槽のお湯200リットルに小さじ1杯程度の少量の「にがり」を溶かすだけです。少量を溶かすだけで、海沿いに湧くマグネシウム温泉気分を味わえますよ。お湯の温度は40℃以下に設定し、入浴時間は20分以内が目安です。長い時間にがり風呂に浸かっていても肌に吸収されるミネラル分には上限があり、飽和状態になるとそれ以上吸収されませんので無理をして長湯をされないようお気を付け下さい。

入浴後のお湯はお洗濯に再利用せず浴槽は真水で洗い流してくださいね。

4.耳のツボマッサージでコリ改善!【循環不良タイプ

冷えをとるためのツボは様々紹介されていますが、「耳」のツボは位置を正確に覚える必要がなくいつでもどこでも手軽にマッサージしやすいのでおすすめです。耳には全身のツボが100個以上もあるため適当に揉んでもツボにヒットしやすいのです。

まずは気持ちいいと感じる強さで上下縦横斜めにひっぱってほぐした後、指の先や第二関節と親指で挟むようにしながら、耳を隈なく押してみましょう。痛い・気持ちいいと感じたり、コリコリとした感覚のあるところを重点的に押します。

胃や腸のツボもありますので熱不足タイプの方も試してみて下さい。5分ほどマッサージしていると、冷えによる肩や首のコリも和らいでくることでしょう。

5.椅子スクワットで血流改善!【循環不良タイプ

スクワットは正しいやり方で行うのが難しく、誤った姿勢で行うと身体に負担がかかってしまいます。しかも楽しさも感じにくいので筋トレ初心者にははっきり言って苦行でしょう。

椅子スクワットは、そんなスクワットを手軽に正しい姿勢でできる椅子を使用して行うスクワット方法です。視線を前に固定できるならテレビを見ながら行っても構いません。食後すぐに行うのは避け、食前や入浴前に行うと良いでしょう。

step1.椅子に座面の半分程度で浅く腰掛け、膝の角度は横から見て90度にします。
足を肩幅より広く開き爪先は軽くハの字に広げます。手は脱力して自然に膝や太ももの上に置き、背筋を伸ばして視線はまっすぐ前を見ます。

step2.腹筋に力を入れて太股の筋肉を意識し、息を吐きながら5秒かけてゆっくり椅子から立ち上がります
ただし、立ち上がっても膝を伸ばし切らず前傾姿勢で静止しましょう。猫背にならないように気を付けて下さい。

step3.筋肉を意識しつつ、息を吸いながら5秒かけてゆっくり椅子(座面の半分程度)に座ります
以上1~3の一連の動作を毎日10回繰り返すだけです。

まとめ

市販のグッズや冷え性対策を手当たり次第に試しても改善しない人は、冷えの原因と対処方法が合っていない可能性があります。グッズや対策を試すときは、まずは自分の「冷え」の原因を知って、効果的なものを選んで活用する事が大切です。身体を内側から整えつつ上手に冷え対策グッズを利用して、辛い「冷え」を今年こそ回避しましょう!